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話題の「テクノ法要」に行ってきました!

こんにちはさくです。

 

皆さん「テクノ法要」というものをご存知でしょうか。

簡単に言うと「テクノミュージックとプロジェクションマッピングと法要の融合」です。

 

このテクノ法要は、福井県にある「照恩寺」というお寺の住職である朝倉さんが、若者にお寺に足を運んでほしいという思いで2年前に始められたそうです。

この朝倉さんは若いころDJなどの活動をしていたそう。

 

私は半年前にネットの記事でテクノ法要の存在を知り、次は行きたいなあと思っていたところ10月25日に開催するとの情報を得て行ってきました。

 

友人や眉くんを誘ったけど興味がなさそうだったので一人で行ってきました。もうちょっとこの取り組みが広まれば一緒に行ってくれるかな…??

 

※ずっと下書きに置いてあった記事なので、1年前の記録になります… 

 

目次

 

軽い気持ちで「テクノ法要」へ

正直私は自分の家の宗派(浄土真宗とかそういう)のもわからないし、お葬式の時に初めて「そういえばこれだったな」と頭の片隅で思ってすぐ忘れる、という仏教に興味のない典型的な奴でした。

 

テクノ法要に行こう!と思った時に、こんなに信仰心のないやつがいきなり行っても大丈夫なのか?と一瞬不安になりましたが、まさに私のような「お寺に行く機会がない若者」に寺に足を運んでほしいという取り組みだと知り、少し安心しました。

 

数珠とかいるの?とか直前までばたばたして出発しました。数珠はいりませんでした。

 

 

川床バー

 テクノ法要はちょっとした地域のイベントごとになっているらしく、お寺の周りには縁日の屋台が10軒ほど並んでいました。

 

そして私の今回のお目当ての一つが、当日のみオープンしている「川床バー」です。照恩寺の近くには酒造がいくつかあるので、そのお酒を川をまたぐようにして作られたデッキの上で楽しむことができます。

 

とりあえず法要前なので1杯だけにしておきました。

 

 

観客(?)とカメラマンの多さにびっくりする

テクノ法要の定員が150人と書いてあったので、少し早めに本堂に向かうことにしました。

30分前に行ったらすでに前方のイス席は埋まっていたので床に座ります。この時点でもう50人はいたようです。

 

時間が近づくにつれ人が増えてきて、最終的に150人以上いたんじゃないかと思うくらい満員でした。

観客の多さ以上に驚いたのがテレビ局のカメラの多さです。

地元テレビ局やニコ生のカメラなどはもちろん、海外のテレビ局も多い。それだけ海外にも注目されているイベントなのか…と思いました。

 

 

落ち着きなくきょろきょろしているとお寺の方から今回のテクノ法要の概要の紙と、何やら折り紙を切った花びらのようなものを数枚渡されました。

 

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紙を見てみると、その花びらは読経の終わりにみんなでそれを撒く「散華」に使われるものだそうです。今回はプロジェクションマッピングでカウントダウンが流れるそうなので、そのタイミングで散華してくださいとのことでした。

 

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黄色、紫、赤と色とりどりの紙だったので、これを150人超でばらまくと綺麗だろうな!と楽しみでした。

 

いざテクノ法要!

いよいよ住職の朝倉さんが登場しました。登場っていう言い方でいいんでしょうか。

きれいな赤い袈裟がとても目立っていました。テクノ法要っぽい。

 

少しお話をされてから、パソコンを動かし、位置についていよいよ始まりました。

 

動画を見てもらうとわかると思うんですが、テクノ法要はご本尊と手前にあるすだれのようなスクリーンにプロジェクションマッピングが投影されます。

 


動画 2017 10 25 19 39 31

 

ご本尊はひたすらカラフルに光ります。元が金色なのでめちゃくちゃ綺麗。

手前のスクリーンには幾何学模様が音楽に合わせて目まぐるしく変わっていきます。あと4つ立てられたスクリーンのような直方体には歌詞のような形で念仏が書かれています。

 

通常時

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テクノ法要時

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テクノボイスでの読経、きらきらと光るご本尊、くるくると回る幾何学模様に「ここが極楽浄土か…」とぼんやりしました。

 

 


動画 2017 10 25 19 45 58

 

上の方とかめちゃくちゃ綺麗

 

トラブル発生

開始10分をすぎたころ、手前のスクリーンの投影が一部なくなりました。一部というか3/4なくなったのでほぼ何も映っていない。ご本尊だけきらきらしてる。

 

スタッフさんがわたわたしてる影が見えたんですが、結局最後まで手前のスクリーンはほぼ何も映りませんでした。

 

映る予定だったカウントダウンももちろん映らないので、異変に気付いた住職が「まいて!!!」と叫んでいて皆がぱらぱらとまきはじめる。

 

まさかの「もう一回」

トラブルがあったのは残念だったけど、最初だけでも楽しめたしよかったなあと思っていると住職が観客のところまで来られました。

 

「機材トラブルがあってすみませんでした。少し調整のお時間を頂いて…もう一回やらせていただいていいですかー!?」

 

会場から起こる拍手。一瞬ここがお寺であることを忘れてました。嘘ですだいぶ最初から忘れてました。

 

私は電車の時間があったので泣く泣く帰ることにしましたがその1回は成功してることを願います。

 

 

終わりに

今回のテクノ法要は普段味わえない感覚を味わえたのですっごく楽しかったです。

 

テクノ法要というのは若い人に向けた取り組みのため若い人が多いのはもちろん、お年寄りもたくさんいらっしゃいました。

私は仏教やお寺のこと何も知らないのですが、何となくお年寄りの方はこういうことに厳しいイメージがあったので意外でした。ばちが当たる的な…。でもそんなこともなく世代を超えて受け入れられてるんだなと。

今まで考えたことなかったけど仏教って門扉が広いんですね。

 

思いついてもなかなか前例のないこと、型破りなことを行動に移すのってめちゃくちゃ勇気がいると思うので住職さんほんとにすごいなあと思います。

自分のやってきたことをこうして組み合わせていい結果に持っていけるのすごい。

 

住職さんのお話もとても興味深かったので、また機会があれば行きたいですね。

 

 

 

おわり。